うつ病を患う部下に対する、上司としての適切な対応

Q)
私の部下は最近元気が無く、遅刻欠勤が増え、これまで無かったようなケアレスミスを連発しています。もしメンタルヘルスに問題を抱えているのであれば、適切な対処をしなければいけないと思いますが、どう接していいか分かりません。
 


A) 


部下の異変に気づいても、それがメンタルヘルス問題が疑われるような場合、上司としてどのような対応をすればよいのかお悩みの方は多数いらっしゃると思います。このような立場で悩む人の多くは、病気なのかどうかを見極めようとしたり、病気だった場合に病気についてどう話すとよいのかと考え込んだりしてしまいます。
 
しかし、メンタルヘルス疾患か否かを診断するのは、医師などの専門家で、そうでない一般の人たちがこれを判断することはできません。
 
それよりも、現実に職場で起きている問題や起きた出来事について話し合うことが大切です。たとえば、「最近遅刻が多いけれどどうしたの?」「これまで無かった失敗が連続しているけどどうしたの?」と、客観的に生じた事実を挙げて話をする必要があります。
 
このように話をもちかけると、部下の方からメンタルヘルス問題を持ちかけてくることがあるかもしれません。上司としては、当然メンタルヘルス問題にきちんと対処するように呼びかけることになりますが、メンタルヘルスに疾患があると、風邪等の病気と違い部下が1人で問題を解決することは困難なことが多いです。
 
場合によっては、家族の協力が必要とされる場合もあるでしょう。しかし、プライバシー性の高いメンタルヘルス問題を家族に話すときは、いくつか忘れてはならないポイントがあります。

まず、本人の同意を得て話すことが原則であるということです。
 
 
次に、いざ話すときは、本人や家族の気持ちに配慮した言葉を選ぶ必要があります。
 
いきなり、「精神的な病気が疑われるから病院に連れて行って下さい。」と話しても、家族も受け入れられないでしょう。職場でどのような問題が起きているかを客観的に話し、家族にも問題点を共有してもらうことが大切です。
 
メンタルヘルス問題は、現場での対応が非常に難しい問題です。
 
メンタルヘルス問題を抱えた社員に対する対応でお困りの方は、ぜひ一度、当事務所にご相談ください。




 

よくあるご相談内容

1. 会社が把握している社員のメンタルヘルス情報を社員の家族に話してもよいか?
2. メンタルヘルス情報を身元保証人に開示することは可能か?
3. うつ病を患う部下に対する、上司としての適切な対応
4. うつ病で休職と復職を繰り返している社員の対応
5. メンタルヘルス不調の社員を雇止めできるか
6. うつ病社員が辞表(退職願)を持ってきた場合の対応
7. 休職者の未払い社会保険料を賞与(ボーナス)や退職金と相殺できるか?
8. うつ病社員が休職中に海外旅行。会社は注意できる?
9. うつ病の社員に、病院の受診命令を出すことはできるか?








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1. うつ病のサインを早期発見する方法
2. うつ病の従業員、うつ病休職者への対応方法
3. うつ病休職者の復職について
4. リハビリ勤務(出勤)制度
5. メンタルヘルス対策に関する社内規定や就業規則改定のポイント
6. うつ病と会社の安全配慮義務
7. その他、会社の負っている義務、責任
8. 個人情報保護法との関係
9. メンタルヘルス問題 Q&A


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